こんにちは、yukiです。
先日、こちらの本を読み終えました。
「こういう場面、よくある!」という日常のシーンがかわいらしいイラストで描かれ、それぞれのシーンで使える言葉がけが解説とともに書かれています。
マンガをうまく取り入れている本の良いところは、
- まず、手に取りやすい(とても大事)
- すぐに読み始められる(これも大事)
- 読み進めやすい
- 場面のイメージがわきやすく、スッと入ってくる
- 印象に残りやすい
といったところでしょうか。
文字の多い本は情報量が多いので、自分に余裕がある時はじっくり読めて良いのですが、疲れているときや時間がないとき、活字を読む気分になれないときには手に取るハードルが高くなるんですよね…。
また、夫に読んでほしいと思っても、文字が多いものだと伝えるタイミングをかなり見計らうんです。
この手の本は「マンガだからさくっと読めるよ〜あとで感想教えてね〜」と言っておくだけで、割とすぐに手に取ってくれます。(この本は、その日の夜に読んでくれました)
子育ては夫婦の目線合わせが大事!
パートナーにすすめやすい本というのは、それだけでもうありがたい。
娘はもうすぐ1歳。
今はまだ「ママ〜」くらいしか言いませんが、早いお子さんであればそろそろ発語が始まる時期に近づいてきました。
言葉による意思疎通ができるのはもう少し先かもしれないけれど、親や先生などまわりが話すことは聞いているはず。
この本に書かれていることは今日から実践しよう!と思える内容ばかりで、たくさんメモしながら読み進めました。
今日はその中でも自分の行動にすぐ生かそう!と思ったことを3つに絞ってご紹介します。
本の概要
著者
監修:島村 華子
マンガ:てらい まき
●島村 華子:モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者。上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡りモンテッソーリ国際協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学にて修士・博士の学位(児童発達学)取得。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成に関わる。著作に『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。@hana_shimamura
モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがっとラクになる「言葉がけ」のコツ(Amazon)
●てらいまき:イラストレーター・漫画家。京都在住で子育て中。グルメ、北欧に関心あり。著作に『ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく京都』『お母さんが1番!からの解放 「固定観念」と「思い込み」を捨てる!!」(KADOKAWA)、『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪』(実業之日本社)、『アイスランド★TRIP』(ダイヤモンド・ビッグ社)他。 @maaki888maaki
出版
- 出版社:KADOKAWA
- 発売日:2021/11/19
内容
「子どもの教育は家庭から」と言われるが、自分の言葉がけで合っているの…?
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そんな親の不安に、ベストセラー『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』の著者が「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」の考え方からアドバイス。
「言葉がけ」を変えるだけで、こんなにも子どもの反応は変わる!
これからの時代に必要不可欠なジェンダー教育も視野に入れた今後のスタンダードとなりうる子育てコミックエッセイ。
1.「ほめる」ことで大事なのは子どもを評価せず、喜びを共有すること
子どもの行動を賞罰に値するかという観点だけで見ようとすると、常に「善悪」という評価基準で子どもを判断するようになってしまいます。
大切なのは、やみくもにほめたり、「ほめないといけない」というプレッシャーを感じたりすることなく、子どもと喜びを共有し、子どものありのままを認めることです。
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「子どもをほめる」という行動の裏には、子どもを親がコントロールする気持ちが隠れている可能性があるということも書かれていて、この表現にドキッとしました。
「◯◯できたね〜すごいね!」と娘に声をかけるとき、「またできたらいいな」と期待する気持ちを、無意識のうちに持っていたような気がして。
「ほめ言葉はいい方向に評価することではなく、子どもと喜びを共有するときに使う」というのは眼からウロコでした!
また、「すごい」「えらい」「上手!」と、理由も言わずにただほめまくるというのもよくないそう。(本書の中では「おざなりほめ」と呼んでいます)
- ほめられることに依存してしまう
- 条件付きの自己肯定感を持つ
- 外的評価がないと自分に価値を見出せない
- 子供から自発性を奪う
と、ネガティブな作用が働いてしまうんだとか。
ほめ言葉を使う時の自分の気持ちは同じでも、発する言葉によって子どもへの影響が変わるんですね。
「すごい!」「できたね!」と言う時には「歩けて嬉しいね〜」とか「つかめたね!」と、意識して言葉を付け足すようになりました。
2. できない時だけでなく、できた時にも同じように声をかける
大人は子どもの「できないこと」に注目しがちです。
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できていること、やらなくなったことにも気づける視点を持ち、ポジティブな言葉がけを実践していきましょう。
「できないことに注目しがち」というのはまさにそうだなーと思いまして。
今はまだ、できることに比べてできないことの方が圧倒的に多いので、できるようになったことをほめる余裕があります。
「ごはんをたくさん食べてくれて嬉しいな〜」とか「ご機嫌で遊んでくれて嬉しいな〜」とか
でも、月齢を重ねてもっといろんなことができるようになってくると、できないこと、してはいけないこと、もっとこうしてほしいのに…というところに目がいってしまうような気がします。
3. 一回できたからといって、毎回できるとは限らない
一回できると大人はできると思ってしまうけど、そうとは限らない。
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大人だって、永遠に卵を上手に割れるとは限らないじゃないですか。
99回失敗しても1回成功したらOKですよ。これくらい期待値を下げてあげなきゃ。
「できない」「やりたくない」気持ちを受け止めて、できるように手助けしてあげてほしいです。
「大人だって毎回卵を上手に割れるとは限らない」というのは分かりやすい例えだな〜と。
たしかに子どもが一回できると、できるものだって思いたくなりますよね…とてもよく分かります。
でも、大人にとっての卵と同じように、一度できたからといって毎回できるとは限らないことが、子どもにはもっとたくさんあるんですね。
これを忘れないようにしたいと思います。
子どもがどう感じているのか、心と耳を傾けることがなによりも大事です。大人が一言目で子どもの思いを抱きしめられるかどうかで、その先の親子のコミュニケーションに大きな差が出てきます。
態度や行動など、言語以外のメッセージにも注意を払いましょう。どんな感情であっても否定せずに、言葉にして受け止め、子どもが安心できるような心理的環境を作ってあげてください。子どもが甘えてきているときは、甘えさせてあげてください。
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「できない」と子どもが感じているとき、まずはその気持ちを受け止めて、どうやったらできるようになるかを一緒に考えてやってみる。
そして、子どもが甘えたいと思っている時には甘えさせてあげることも大事なんですね!
気持ちを受け止めること、一緒に考えてやってみること、甘えたい時には思いっきり甘えさせてあげること。
この本を読んで、これらも意識をして過ごすようになりました。
まとめ
今回は、すぐに私自身の行動に取り入れたこと3つをご紹介しましたが、ここではご紹介し切れないほどたくさんの言葉がけのコツが載っています。
わが家のように0歳の子を持つ方から、言葉でコミュニケーションが取れるようになった年齢のお子さんがいるご家庭まで、幅広い層の方に参考になると思います。
モンテッソーリ教育に興味がなくても、子どもとの会話において参考になる内容ばかり!
さくっと読めるので、ぜひお手に取って読んでみてください☆
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