こんにちは、yukiです。
先日も一田さんの本について読書記録を書きましたが ↓
また最近も一田さんの本を読んでいろいろと考えたことがあったので、こちらに記録で残しておこうと思います。
慎重な性格からか、あらゆるリスクを回避するため、物事をネガティブな側面から見てしまう傾向があるとご自身を分析されている一田さん。
そんな一田さんが、ものの見方を少し変えるとどんな風に感じるんだろう、どんな変化が訪れるんだろうと、日常生活の中で少しずつ工夫を重ねられている過程が見られる一冊です。
一田さんの公式サイト「外の音、内の香」では、毎朝ブログを更新されていますが、その文章に加筆し、まとめられたもの。
この本を読み、今のわたしに響いた箇所とその感想をまとめてみます。
- 一田さんの書く文章が好きな人
- エッセイが好きな人
- 物事を明るい方から見たいと思っている人
本の概要
著者
一田 憲子
OLを経て編集プロダクションに転職後フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。 2006年、企画から編集、執筆までを手がける「暮らしのおへそ」を2011年「大人になったら着たい服」を(共に主婦と生活社)立ち上げる。 そのほか、「天然生活」「暮らしのまんなか」「クレア」「LEE」などで執筆。 全国を飛び回り取材を行っている。
外の音、内の香(一田憲子さん公式サイト)
出版
- 出版社:大和書房
- 発売日:2023/2/11
内容
ほんの少し、考え方の方向を変えるだけで、幸せな今日がやってくる。
ままならないことも多い日常を、いかにして機嫌よく乗り切っていくか。
明るい方へ舵を切る練習(Amazon)
「暮らしのおへそ」編集ディレクター・イチダさんが、一年を通して暮らしの中での発見と工夫を綴った実践録。
1. 「まっすぐつながる」
今年の目標は「まっすぐつながる」です。(略)
自分の本当の気持ちと日々の行動が「まっすぐつながる」ように過ごすってこと。これがなかなか難しい。
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わたしも、自分の本当の気持ちと日々の行動が「まっすぐつながっていない」と感じることがよくあります。
働きながら幼い子どもを育てていると、毎日やるべきことがどんどん目の前にやってきて、それを何とかこなすことだけで1日が過ぎてしまう……。
でも、乳幼児を抱えながらも自分のやりたいこと、進むべき道などがしっかりと見えていて、着実に歩みを進めている人もいて、そういう人を見ると焦ってしまうこともあります。
先日出産し、来年は一年間、育休を取得します。
仕事と育児に追われる日々から少し距離を置くことができるので、自分の気持ちを丁寧に感じる一年にしたい。
- 自分は何を気持ちいいと思うのか、何が好きなのか、どういうときに幸せを感じるのか。
- 何を嫌だと思うのか、どういうときに落ち込むのか、不安を感じるのか。
日中、0歳児とゆっくり過ごす時間に、少しスピードを緩めて自分の気持ちを見つめたいと考えています。
2. 言葉のストックノートをつけてみる
一田さんは、ピンときた言葉や気に入った言葉などを「言葉のストックノート」にメモしているそう。
「言葉のストックノート」って、とても素敵なアイデアだと思います。
これまでわたし自身も、いいなぁと思う言葉に出会ったときはノートに書いたり、Notionにメモをしたり、iphoneのメモに書き残したりしてきたけれど、その時々で思いついたところに書くものだから、まとまって見返す機会を持つことが難しかったんですよね。
でも、「素敵だと思った言葉を何度も見返す」ことによって、その言葉がだんだん自分に染み込んでいく効果は思った以上にあるはず。
これまで気持ちが赴くまま、好きなところに書いていたものを、ひとつの場所にまとめることに決めました。
わたしはいつもスケジュール帳と一緒にノートを持ち歩いているので、そのノートの一番後ろのページを「言葉のストック置き場」にすることに。
もしノートを取るのが難しいときは、一時的にiphoneのメモなどに書き残すこともあると思うけれど、これは!と思う言葉は時間のあるときにノートに手書きで残しておく。
どのノートにも『最後に言葉のストック置き場がある』と思うと、思いついたとき、少し時間ができたときにも見返すことができるので、やってみたいなぁと思っています。
3. 幸せな方の椅子に座る
「幸せな方の椅子に座る」
悲しいことが起こっても、縁側の光は美しいし、困ったことがあっても、コーヒーはおいしい。
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これは、一田さんが主催されているライター塾のメンバーの方から教えてもらった言葉として紹介されていましたが、とてもいい言葉だなぁと思い、早速わたしの「言葉のストック置き場」にも書き写したもの。
若い頃は、悲しいことが起きたり、ショッキングな出来事に出くわしたとき、その悲しみの中に深く沈み込み、外の世界との接触を極力避けようとしていたこともありました。
でも、年齢を重ねて多少経験を積んだことで、一時的に気持ちがふさぎ込むことがあったとしてもその気分が一生続くことはないし、「世界規模で考えるとわたしの悩みなんて小さいもの」という風に思えるようにもなったりして、昔のような悩み方をすることはかなり減ってきた気がします。
おそらく20代の頃であれば「幸せな方の椅子に座る」と言われてもピンとこなかったと思いますが、今のわたしなら、気分が沈んだときに明るい方向に顔を向けることくらいはできる。
気分が暗くなったときに、ふとこの言葉を思い出したいなと思います。
まとめ
今回は、一田憲子さんの「明るい方へ舵を切る練習(Amazon)」を読んで感じたことをまとめてみました。
毎日ブログで綴られてきた文章が、1月~12月という時系列でまとめられているので、季節の移り変わりだけでなく、一田さんの心や気分が少しずつ変わっていく様子も感じられる。
人生の先輩である一田さんが、こんな風に工夫を重ねながらご自身の変化を楽しまれている姿を見ると、いくつになっても変化を怖れることなく、新しいことにチャレンジする気持ちを持ち続けたいと思ったりします。
このレビューが、どなたかのご参考になれば嬉しいです^^
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