「3歳までの子育てで本当に大切なこと30」村田真由美 | 育児書に触れること

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こんにちは、yukiです。

今回は、久しぶりに子育て関連の本のレビューです。

長年、親子教室を主宰されている村田真由美さんという方が書かれた「3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)」という本。

現在、2歳2ヶ月の娘を育て、第二子妊娠中のわたしにとって、ハッと気づかされたこと、改めて自分の態度を反省したことなど……

今の自分に響いた箇所を3つにまとめてレビューします。

目次

本の概要

著者

村田 真由美

生きる力と自己肯定感が育つ、ひよこ親子教室主宰。保育士。長年の保育経験と教室での経験により、3歳までの親や周囲の関わり方が、子どもの人格形成に大きく影響すると実感。主宰する教室では親子の土台作りができる活動を実践している。卒会生からは「大学生になった我が子の性格の9割はひよこで育まれた」「親の考え方を確立するための教室だった」といった声が多数寄せられている。

3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)

出版

  • 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日:2022/4/23

内容

「体とこころを動かす『脳』は、3歳までに約80%完成する」。小児科医の白川嘉継氏をはじめ、多くの専門家が妊娠中〜3歳までの子育ては、子どもの人格形成の土台となる重要な時期だと述べています。
しかし、実際の子育てが始まると毎日のルーティーンをこなすだけで精一杯。少し手が離れる3歳頃になって後悔するママも少なくありません。
本書では、そうしたママたちの悩みに向き合い、24年にわたり親子教室を主宰してきた著者が、3歳までに実践すると、子どもがぐんと伸びる30のポイントを紹介します。

3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)

1. いつもと違う行動は、心のバランスを取るためのもの

たとえ娘がいつもと違う行動をしていても、「心のバランスを取るために必要な行動」だと捉えられるようになったのです。

3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)

弟に優しくお世話をしてくれて、お姉ちゃんとして頑張っていた著者の娘さん。

いつもはお箸を使うのに、おばあちゃんが来たときに手づかみで食べたことがあり、「いつもと違う行動=発達に問題があるのか」と悩んだとき、臨床心理士さんからアドバイスをもらい、一瞬で悩みが解決したそう。

  • いつもはスプーンでごはんを食べるのに最近手づかみばかりしている
  • 普段は走り回るのに今日はずっと抱っこばかりで全然歩いてくれない…

ここ最近、娘についてそんな風に感じることがありましたが、そういうときはうまく消化できない何かが娘の心の中にあって、いつもと違う行動をすることで心のバランスを取っているのかもしれない、と思うことができた一節でした。

順調にいくと、今年中にはお姉ちゃんになる娘。

最近、子育てブログでこんな記事を書きましたが、これまで親の愛情を一身に受けて過ごしてきた娘にとって、親の視線や愛情がもう一人の子に注がれるということはとても大きな変化ですよね。

まだまだ甘えたい盛りの2歳なのに、どうしても我慢を強いる場面が出てくることになるので、いわゆる赤ちゃん返りだったり、いつもと違う行動が目に付く瞬間が増えるかもしれないなぁと思います。

子どもがいつもと違う行動をしていても、それは「心のバランスを取るために必要な行動」だと捉える。

この言葉を思い出すと、わたしたち親側の心の安定や、あたたかい目で見守ろうという気持ちにつながるのではないかなと思います。

また、他の章でも書かれていましたが、子どもは外の世界でがんばっているんですよね。

集団生活の中で、子どもなりに気を遣いながら過ごしているので、家の中で甘えたいと思うのは自然なこと。

子どもの外でのがんばり、家の中でのがんばりにも目を向けて、ときには思いっきり甘えさせてあげることも意識していきたいです。

2. 親の背中を子どもは見ている

子どもは「待っててね」「後でね」と言われた言葉を驚くほどよく覚えています。子どもに約束を守れる子になってほしいと願うなら、まずはパパ、ママが子どもとの約束を守りましょう。そうすることで、「約束は守ろうね」と言わなくても、子どもは大人の背中を見て、約束を守る大切さを学んでいきます。大人が自分の言葉に責任を持つことの積み重ねが、親子の信頼関係の土台を育んでいくのです。

3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)

子どもは本当に記憶力がいいと、娘を見ていて感じます。

大人が忘れているような昔のこともかなり細かく記憶しているし、少し前にわたしが口にした言葉などもほとんど正確に覚えていたり。

「ベビーカーから下りたい!」と言う娘に「抱っこはしないからおうちまで歩いてくれる?しんどくなったらベビーカー に乗ろうね」と伝えてから下ろすと、ちゃんと約束を覚えているのか、「抱っこ〜」と言うことなく最後まで歩く姿に驚くことも。

娘がこんなに誠実に、約束を守ってくれているのだから、わたしも伝えたことは守らなきゃと思いつつ、どうしてもできない場面も多々……。

どんな育児書にも「約束は守りましょう」と書かれていて、これまでに何度も目にしている一文にもかかわらず、まだまだできていない場面があるなぁと、改めて反省しました。

これからも、約束できないことは口にしない、適当なことは極力言わない、約束したことは守ることを日々意識していこうと思います。

3. 小さなことも自分で選択させる

3歳までにどんな小さなことも自ら選択する習慣を身につけて、パパとママはその選択を尊重してあげましょう。それが土台となって、自らの道を自ら切り開く力につながっていきます。
「今は人生の大きな選択をするための練習期間」そう捉えると、子どもの選択も温かく見守ることができますよ。

3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)

この本で紹介されていた「ファミレスでおもちゃがもらえるときに、親が主体となって家にないものを渡す」、これを読んだとき、「まさに以前のわたしだ!」とハッとしました。

これまで何度かファミレスを訪れた中で、親が選んだものの中から選ばせ、娘主体でおもちゃを選ばせていないことに何となく罪悪感を持つようになったんですよね。

今ではおもちゃのBOXをまずは娘に渡すようにしています。同じものを選んだとしても「それ前ももらったよ」という言葉をグッと飲み込み、「それが欲しいんだね〜じゃあ他のはお片付けしようか!」と言えるようになりました。

ここに書かれたエピソードに触れ、自分の今の態度は間違いではないかなと思えるようになりましたが、ファミレス以外でも、無意識のうちに娘の選択を尊重していない場面があるかもしれない……とよぎりました。

親だって毎回意識できるわけではないし、物理的な制約があって親がパッと決めてしまうことがゼロになるわけではない。

ただその自覚さえあれば、ちゃんと選択肢を示し、小さなことでも自ら選ぶ経験を積ませることができるのではないかな、と思います。

まとめ

今回は、村田真由美さんの「3歳までの子育てで本当に大切なこと30(Amazon)」を読んで感じたことをまとめてみました。

久々に子育てのことが書かれた本を読むと、初心に戻れるというか、日々の中でつい流してしまうような出来事を少し立ち止まって考えようという気持ちになれる。

読みたい本は尽きませんが、折に触れて育児書にも手を伸ばそうと思いました。

このレビューが、どなたかのご参考になれば嬉しいです^^

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この記事を書いた人

2歳、0歳の女児の母。2022年5月よりフルタイムワーママになりましたが、現在は第二子の育休中。風通しよくスッキリと、好きなものに囲まれて心地よく暮らしたい。

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