「『言葉にできる』は武器になる。」梅田悟司 | 内なる言葉と向き合ってみる

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こんにちは、yukiです。

先日、コピーライターである梅田悟司さんが書かれた「言葉にできる」は武器になる。という本を読みました。

著者である梅田さんは、「バイトするなら、タウンワーク。」「世界は誰かの仕事でできている。」など誰もが知るキャッチコピーを作り続けている著名なコピーライター。

「理系一辺倒で本も読んでこなかった」という著者が見つけた、思考を深めて人の心に響く言葉を生み出すことができるようになる方法が丁寧に説明されています。

人に刺さる言葉を操るためには、より多くの読書体験があった方が良いと思い込んでいたわたしにとって、著者が発見した「まずは意見を育てる」という方法は一見当たり前のようでいて、実は奥が深くて。

読み進めていくうちに、この手順を丁寧に踏むことにより、外に向かう言葉も洗練されていくというのは極めて理にかなっていると心から納得するに至りました。

また、これまで「もしかしたらこういうことかもしれない」と、言葉にもなっていなかったけれどぼんやり感じていたことが、とてもクリアに、体系立ててまとめられていくような感覚も覚えて。

一冊を読み終えて、内なる言葉の存在を強く意識するようになったと同時に、その効果も強く感じることとなりました。

この記事では、「内なる言葉」を磨くプロセスを実際にやってみて感じたことをご紹介します。

目次

本の概要

著者

梅田悟司

電通コピーライター・コンセプター
1979年生まれ。上智大学大学院理工学研究科修了。レコード会社を立ち上げた後、電通入社。
国内外の広告賞・マーケティング賞をはじめ、3度のグッドデザイン賞や官公庁長官表彰などを受ける。CM総合研究所が選出するコピーライタートップ10に2014、15年と2年連続で選出。
最近の主な話題作は、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」「この国を支える人を支えたい。」、タウンワーク「その経験は味方だ。」「バイトするならタウンワーク。」がある。また、2016年4月からオンエアされたTBS『日曜劇場99.9』ではコミュニケーション・ディレクターを務めるなど、ますます活動領域を広げている。著書に『企画者は3度たくらむ』ほか。

「言葉にできる」は武器になる。(Amazon)

出版

  • 出版社:日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
  • 発売日:2016/8/1

内容

「バイトするなら、タウンワーク。」「世界は誰かの仕事でできている。」
トップコピーライターが伝授する、あらゆるシーンに活用できる言葉と思考の強化書!

◆人を動かすために「心地いい言葉」はいらない!
自分の思いをどうやって「言葉」にして「伝える」か<? br> 人の心を動かす「表現」には秘密があるのか<? br> 「うまく自分の言葉で話せない」「人の心に刺さる表現力を身につけたい」――志や思い、自分のなかにあるビジョンを言語化するために何をすればよいのか<? br> そんな悩みを抱えている全ての人に、いま注目のコピーライターが独自の手法をわかりやすく開示する、人の心を動かす言葉の法則。
人は、その言葉の中に自分の思いを発見したときに心を動かされるのであり、技巧を凝らした表現などいらないのだ! 自身が手がけた広告コピー、古今東西の有名事例を、「メッセージとしての明確性」「そこにいかに自分を投影するか」「伝えたい想いをいかに生み出すか」という視点から分解、「意志を言葉に込める技術」を解説する。

◆トップコピーライターが伝授する言葉と思考の強化書、遂に完成!
「人に伝える・動かす」は、多くの人が様々な場面で直面し、悩むテーマ。
いかに言葉を磨き上げるか? 誰にでもできる方法論を具体的に解説する本書は、ビジネスコミュニケーションや企画のプレゼンなどの仕事シーンはもちろん、私生活でのアピール、さらには就職・転職活動にも役立つ考え方が満載の一冊。
著者は、缶コーヒージョージア「世界は誰かの仕事でできている。」「この国を、支える人を支えたい。」、リクルートのタウンワーク「その経験は味方だ。」「バイトするならタウンワーク。」、「東北六魂祭」などを手がけ、2016年4月期のTBS『日曜劇場99.9』でコミュニケーション・ディレクターを務めるなど、ますます注目度アップのコピーライターである。

「言葉にできる」は武器になる。(Amazon)

1. 「内なる言葉」とは

この本では、言葉には2種類あると書かれています。

  • 内なる言葉:物事を考えたり、感じたりするときに、無意識のうちに頭の中で発している言葉。
  • 外に向かう言葉:一般的に言葉と呼ばれているもの。自分の意見や思いに言葉という形を与えたもので、主に他者とのコミュニケーションを取る役割を担っている。

人と話す、ものを書く、入力するときに使うのは全て「外に向かう言葉」なので、どうしても人は「外に向かう言葉」にばかり意識を向けがちです。

でも「内なる言葉」によって自分の意見や思いをはっきりと把握することが、「外に向かう言葉」を磨くことに繋がると著者は言います。

「内なる言葉」とは、日常のコミュニケーションで用いる言葉とは別物であり、無意識のうちに頭に浮かぶ感情や、自分自身と会話をすることで考えを深めるために用いている言葉である。考えるという行為は、頭の中でこの「内なる言葉」を駆使していると言い換えることもできる。

「言葉にできる」は武器になる。(Amazon)

この本の中では一貫して「内なる言葉」を磨くことの重要性を説いており、ページの大半を使って、内なる言葉の解像度を高める方法が書かれています。

そこでわたしも、自分自身の中にある「内なる言葉」について考えてみたくなりました。

ということで、この本に書かれた方法で「内なる言葉」を見つめた結果、感じたことなどを書いてみたいと思います。

2. これまでの自分を振り返る

言葉にできないということは「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。どんなに熟考できていると思っていても、言葉にできなければ相手には何も伝わらないのだ。

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これまでも、何かに感動したとき、モヤモヤしたときなど感情が動いたときには自分の頭の中にあるものを紙に書き出していて、書くことの効果は感じていました。

ただただ思いつくままにペンを動かしていると、思考が整理されてスッキリするだけでなく、だんだん自分の内面が見えてきたり、新しい考えが広がることもあるなぁと。

でも、「内なる言葉」の存在について意識したことは一度もありませんでした。

たとえば現在進めている仕事のプロジェクトについて考えようと思ったとき、頭の中だけでは考えがまとまらないということは多々あって、それはわたしの頭がよくないからだろうなぁと思っていました。

頭の中だけで物事を考えたりまとめたりすることができる人もいるけれど、わたしの場合は一人で考えていてもなかなか考えが深まらず、誰かと話すことで整理できたり、他人との会話で刺激されて新しいアイデアを思いつくことが多いんですよね。

残念だけれど、頭の良さはある程度生まれ持ったものだから仕方がない…と、どこか諦めの境地に立っていたところもあった気がします。

あとは、こんな場面もあったりします。

  • いろいろ考えたつもりなのに、いざ口に出そうとするとうまく言葉にならない
  • 話しているうちに、よく理解できていなかったことに気づく
  • 自分の気持ちをうまく表現できない

こういう現象が起きるときは、自分なりに考えているつもりでも、実際には考えようとする対象を思い出したり、その対象に関する情報を少し繋ぎ合わせたことを考えたと思い込んでいるだけだったり。

かなり漠然としか物事を捉えられていないし、考えていたつもりになっていただけだったというのがよく分かります。

またこの本を読んで感じたのは、自分の意見をとても上手に言葉にしたり、豊かな語彙力があると感じる人でも、実は人生のどこかのタイミングで「内なる言葉」の解像度を上げる訓練をした人もいるだろうということ。

もちろん、初めから頭の中で論理的に思考を展開することが得意だったり、自分の意見をまとめ上げることがそれほど苦労することなくできる人もいるだろうけれど、何かしらの訓練を経て深い思考力を身につけたり、人の心に響く言葉を紡ぐことができるようになったという人も少なくはないのかもしれない、と。

「内なる言葉」の存在を知ったということは、わたしももしかしたらそういう人たちに近づける第一歩を踏み出すことができるかも?なんて思っています

3. 「内なる言葉」を磨くプロセスを実践してみた

本書の半分ほどを使って説明されている内なる言葉の磨き方、わたしも実践してみました。

まずは会社で、仕事を始める前の15分間を使うこととし、手元には付箋を用意。

本書内では1~2時間費やしたいと書かれていたけれど、とりあえず自分が無理なくできる範囲で設定して、やってみるハードルを下げることに。

また、紙のサイズについてはA4をオススメされていましたが、後にグルーピングをしたり並べ替えたりすることを考えると、もう少し扱いサイズの方が自分には合っていそうだなということで、高さ2.5cmの小さめの付箋をチョイスしました。

テーマを決めて、まずはそのテーマについて思いつくことを付箋に書いていきます。

3枚くらい書いたところで「あれ、もう書くことなくなった…」と一瞬思ったものの、少し待っていると別の角度からの言葉が浮かんできたり、それに関する自分の思いが出てきたり

自分の頭の中にあるものを目の前にある付箋に書いていくうちに、頭のどこかが刺激されて次の言葉が出てくるような感覚を覚えることもありました。

15枚ほどで手元にある付箋がなくなったので、自分の意見の幅や奥行きを深めるまではできなかったけれど、書いたものをグルーピングしたり、名前をつけてみることもしてみました。

グルーピングすると、これまであちこちに散らかっていた自分の意見がまとまりになるし、名前をつけることで思考の方向性というか、そういうものが見えてくる気がして、どんどん頭が整理されていく感覚が。

頭の中にあるものを書き出すことによって新しいアイデアや思考が湧き、グルーピングと名前付けにより自分の頭の中をより客観的に認識することができる効果があると感じました

4. これからのこと

本書では、「内なる言葉」を磨き続けているうちに「常に『自分の頭を覗いているもう一人の自分』の存在が現れる」と書かれています。

客観的な自分を持ちたいと長らく思いながらも、なかなかそこまでたどり着くことができていない自分にとって、この考え方は救世主になるかもしれないと思っています。

毎日は難しくても、1週間に2回くらいは自分との会議の予定を入れて、内なる言葉の解像度を上げるための時間を設ける。その効果はすぐに目に見えるものではないかもしれないけれど、続けていくと、きっと自分の変化を感じる瞬間が訪れるはず。

自分にどんな変化が起きるか、想像するだけでワクワクします。

そして、おすすめされているA4用紙ではなく付箋を使うことにしたように、自分にとって続けやすい方法に少しずつ変化させていくなど、ちょっとした工夫もしていけたらいいなと思っています。

5. 結局、目指したいのは

自分の本当の気持ちに丁寧に向き合うことこそが、外に向かう言葉に変化をもたらすだけでなく、今後の人生を変えていくことになる。

「言葉にできる」は武器になる。

内なる言葉の解像度を上げること。

それによって、今わたしが見ている世界が変わるといっても過言ではないような気がしています。

最後に、わたしが目指したい場所を書いておきます。

  • 自分自身の視点が定まることで、よりクリアに世界を見られるようになる
  • 自分の価値観や意見も明確になる
  • 価値観の変化や自分の感情の揺らぎなども含め、今何が起きているかを言葉にすることができる
  • 考えていることや感じたことを過不足なく言葉として伝えることできる
  • 外からの刺激に対して適当な反応ではなく、意見を述べることができる

こんな感じの人になれたらいいな。

まとめ

今回は、梅田悟司さんの「言葉にできる」は武器になる。を読んで感じたことをまとめてみました。

この本は、言葉を磨くテクニックや伝える技術などではなく、自分の意見をや考えをどのように深めていくのか、内なる言葉の育て方について、徹底的に解説された一冊。

「考えているつもりなのに意見がまとまらない」「何かを考えたつもりでも同じことをぐるぐる考えていて思考が進まない」という方におすすめ!

このレビューが、どなたかのご参考になれば嬉しいです^^

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この記事を書いた人

2歳、0歳の女児の母。2022年5月よりフルタイムワーママになりましたが、現在は第二子の育休中。風通しよくスッキリと、好きなものに囲まれて心地よく暮らしたい。

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