「私の考え」三浦瑠麗 | 豊かな語彙力により作られる世界観

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こんにちは、yukiです。

本日は、先日読んだ三浦瑠麗さんの「私の考え」という本のレビューをします。

三浦瑠麗さんといえば、メディアでコメンテーターとしてご活躍されている姿を見かけることが多いですよね。

国際政治学者という立場から、ご自身の意見をハッキリとおっしゃる姿が印象的ですが、知的な美人というだけでなく、奥に秘めた色気というか、何とも言えないたたずまいが素敵だなぁと、以前から気になる存在でした。

テレビの仕事だけでなく、共著や編著もあわせると20冊近く本も出されているんですね。(2022年2月時点)

そんな三浦さんの本を拝読しました。

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本全体のレビューなどはAmazonなどでもたくさん書かれているので、ここでは「0歳児の子どもを持つ母」としての目線で、印象に残ったことやこれから自分に取り入れていきたいことを3つに絞ってレビューします。

目次

本の概要

著者

三浦瑠麗(みうら・るり) 1980(昭和55)年神奈川県生まれ。 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。国際政治学者として 各メディアで活躍する。株式会社山猫総合研究所代表。『シビリアン の戦争』『21世紀の戦争と平和』『孤独の意味も、女であることの味 わいも』など、著書多数。

私の考え(Amazon

出版

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/4/17

内容

人生は一回限り。
人間、迷ったら
本音を言うしかない

常に冷静に、建設的な議論を求めるスタンスで言論活動を続けてきた著者が、
思うままに本音を語る。
「”リベラル”にも女性憎悪は潜んでいる」「『性暴力疑惑』を報じる価値」
「政治家が浮気してもいい」「怖がっているだけでは戦争はわからない」
「恋は本当に美しいものだから」…etc<.br> 政治について、孤独について、人生について、誠実に書きとめた思索の軌跡。

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以下の雑誌に連載されたものの中から一部を抜粋し、加筆訂正を加えたものだそうです。

  • 週刊新潮:2016年12月〜2018年5月
  • 月刊清流:2017年1月〜2018年12月

目次

  • はじめに ー 人生は一回きり
  • 第1章 女が政治を語るということ
  • 第2章 この国の未来に必要なもの
  • 第3章 女性であること、自由であること
  • 第4章 時にはメディアと対峙して
  • 第5章 世界を政治で切り取れば
  • 第6章 子どもに寄り添う 子どもと向き合う
  • 終わりに ー 前向きに生きるということ

1. 料理を楽しむ

わが家の料理の基本的な下ごしらえは五歳の娘が手伝ってくれる。煮干しの頭とわたとり、にんにくの皮むきや、唐揚げの粉つけ、野菜のすじやヘタとりなど。

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著者は、私などが言うまでもなくとても多忙な方。

メディアで活躍する彼女を見ている中で、料理と結びつく場面に出くわしたことがなかったので、このエピソードには正直驚きました。

この本には、娘さんがナニーさん(ベビーシッター)にお世話になっているという話も出てきたので、料理を教えたのが著者本人なのか、ナニーさんなのか、その両方なのかは分からないけれど、料理の基本を知ってほしいと願い、そのやり方を教える姿勢はとても素敵だなと感じます。

今の時代は便利なものも多いので、実生活において料理を作れないことが大きな問題になることは少ないですよね。

外食、デリバリー、スーパーなどを利用すれば、手軽に美味しいものを食べることはできるし、家事代行サービスを利用すれば、自分の手を動かさずとも栄養のある家庭の味をいただくこともできる。

それでも料理を教える背景には、食を楽しんでほしい、自分で自分を満たす術を知ってほしいという思いがあるのではないかな、と。

そして、娘さんが下ごしらえを習得しているということは、著者本人がその背中を見せてきたのではないかな、とも感じました。

わが家で使っている保存容器。スタッキングできて冷蔵庫内もスッキリします

ところで、私はこの春から、娘を保育施設に預けて働くワーキングマザーになります。

今のように毎日食事を作れるかは分からないし、忙しい時はお惣菜やデリバリーに頼ることもあると思います。

でも、自分で食事の準備ができないことを悪だとは思わないようにしたい、というのは以前から考えていて。

「頑張って毎日ごはんを作らなきゃ」という思いにとらわれて、イライラしたり、思うようにできない自分を責めたり、食事の時間を楽しめなくなるくらいなら、どんどん手を抜いて、娘と楽しく過ごせる工夫をしたいし、自分が笑顔でいられる時間を増やしたい

仕事がある日の食事についてはこんな考えを持つ私ですが、時間のある休日には娘と一緒にキッチンに立ち、おしゃべりしながら料理を楽しみたいし、自分が美味しいと感じられるごはんを作れるようになってもらいたいなとも思っています。

子供は親を見て育つ部分も多いと思うので、食べることは楽しいこと、そして作ることも楽しいことという姿を見せていきたいです。

2. 豊富な語彙力を持ちたい

著者の言葉選びには、心地よいものがあります。

難しいテーマについてはかたい言葉が、私的なことに関してはやわらかい言葉が使われていて、その緩急のつけ方がいい感じなんですよね。

人間は「言葉」というツールを使う生き物です。

改めて、語彙力があることのメリットを考えてみました。

  • 自分の感情をきちんと把握できる
  • 深く思考することができる
  • 周りに自分の考えや気持ちを伝えることができる
  • 発想力が豊かになる
  • 理解力や読解力が増す

さまざまな言葉を知り、それを使いこなせるようになると、自分自身のこともよく理解できるようになる同時に、周りとのコミュニケーションも深まっていく。

子育てにおいて意識していきたいポイントだし、自分自身の人生という面でも、語彙力は増やしていきたいと改めて感じます。

3. 多面性を見せるって大事

この本は、戦争や政治などの難しいテーマも扱っている一方で、著者の私生活やとても個人的なことを書いている章もあったりします。

私生活について書かれたパートでは、どこかノスタルジーを感じるような情景描写があったり、著者本人の感情がまるで小説のように丁寧に描かれていたり。

メディアではバシバシとおじさん達を斬る姿が印象的ですが、家に帰ると母であり、妻であり、一人の女性。

過去のツライ経験を乗り越えて授かった娘さんを大切に育てる様子は、先輩ママとして尊敬するところもあるし、一人の女性としても素敵だなと感じる部分もあります。

こういう多面性を見せられてしまうと、メディアで見る著者、Twitterでの発言なども、これまでとは違う角度から捉えるようになるものですね。

私自身に置き換えても、仕事で付き合う人たちに、普段の自分とは違う一面を見てもらえた時、少し距離の縮まるコミュニケーションができたと感じる経験も過去にはありました。

多面性を出すためには、まずは自分自身の奥行きを作る必要があると思うので、日々さまざまなものに触れ、吸収していきたいものです。

ただ、復職して「母親」というエッセンスが加わった私を全面に出すというのはまた違う話。

そのバランスを欠いてしまうと仕事にも影響を及ぼす可能性があると思うので、常に意識していきたいですね。

まとめ

今回は、三浦瑠麗さんの「私の考え」を読んだレビューをしました。

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改めて感じたのは、豊かなことばは豊かな世界観を作るんだなぁということ。

一朝一夕で磨かれるものではないけれど、子を持つ母としても、1人の女性としても、素敵な言葉を操れるよう日々精進していきたいと思っています。

これからも、読んだ本の中で自分の考えや感じたことをまとめておきたいものがあれば、レビューをしていきます。

こちらも読みました↓(2022年3月6日読了)

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この記事を書いた人

2歳、0歳の女児の母。2022年5月よりフルタイムワーママになりましたが、現在は第二子の育休中。風通しよくスッキリと、好きなものに囲まれて心地よく暮らしたい。

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